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2015-12-05

【本】西加奈子「しずく」:猫が教えてくれる丁寧で穏やかな暮らし。


ブログテーマ:シンプル・ミニマルライフ
掃除断捨離記事が続いていたので、この辺でちょっとひとやすみ。コーヒーを淹れて本でも読んでゆっくりしませんか。

▶︎ なんにもない雨の日の楽しみ方。

久々にやってしまいました。一度読んだのにまた同じ本を買って読んでしまうというやつ。単行本で読んで手放して、その後文庫本になったものをまた読むということが多いです。

でも、読んだ時に感じることって、その時々で全然違うから、それは私にとっては無駄ではなく。

そして、今回はこの本を。猫の表紙に騙されてかってしまい、再読。途中でようやく思い出しました。

しずく 西加奈子

これも猫好きあるある(?)かと思うのですが、つい表紙に好みの猫の絵が描かれていると買ってしまうのです。それで失敗したことも多々あるのですが、今回のこちらは大好きな1冊になりました。


短編集なので、短いお話が何本か入っています。そのすべてに共通するのはいろんな形での「女二人」というテーマ。友達だったり、母と子だったり、年代を超えた女二人だったり。

一度読んで、忘れてしまっていたくらいなので、その時の私にはそれくらいの小説だったのかもしれません。

でも今回はいくつかの話でお風呂で号泣していました。とくに「しずく」は雌猫2匹の話。西さんの書く猫の描写がとても好き。2匹の猫を通して、その飼い主にあった出来事を淡々と綴っているのですが、「猫」「丁寧な暮らし」「シンプルライフ」というキーワードが好きな人にはとても共感する話ではないでしょうか。2匹の猫を何気ない日常を通して、「本当に大切なこと」「穏やかで丁寧な暮らし」を伝えてくれるお話。とても好きです。

「木蓮」や「シャワーキャップ」は自分の見たくない部分をむき出しにされたような、そんな感覚もありました。女性の良い部分も悪い部分も、あらゆる角度から書いている。私は女子高出身でその後、アパレルに勤めて女性の集団に身をおく生活が長かったのですが、女のくせに女性の集団がちょっと苦手(だけどそういう面も含めて女性は面白いと思う)というよくわからないですが、面倒くさい面を持っています。そういう微妙なところを突いてくる話もあって、面白かった。

そして、この装丁もとてもシンプルで可愛くて好き。猫の表紙に騙されて買ったとしても正解だった本。(猫の話は一つだけですが)

しばらく手元に置いて、手放すと思いますが、またきっと読みたくなるだろうな。

その他、今年読んでよかった本たちをまとめています。



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